2009/6/20(土)犬神情次2号と犬神ジンによるギター&ベースクリニック開催

2009/6/20 梅雨に入り夕立や雷など不安定な天候が続いていたので心配だったが、この日は幸運にもイベント開催にピッタリな晴天となった。(そういえば今までのイベントで雨になったことはなかったなあ。)

先日、教則本「伝道の書」を出版しギタリストとしても充実した活動を行っている犬神情次2号、犬神サーカス団のリズム/グルーヴの要である犬神ジン。
久々のクリニックということらしいが、毎日のようにライブやレコーディングをこなしてるからなのか、「久々」という感じが全くなかったパフォーマンス、そして二人のチームワークと演奏は圧巻だった。

それでは、レポート開始!!

犬神情次2号登場!!

今回のクリニックは、犬神情次2号編、犬神ジン編、質問コーナーの三部構成になっており、デモ曲は計3曲。
教則本「伝道の書」収録曲や現在レコーディング中のデモ曲を披露してくれたのだが、普通では聞けない仮歌バージョンの楽曲もあり、ファンにはたまらない選曲だった!!

第一部となる犬神情次2号編では、「伝道の書」収録曲のメロディアス&テクニカルナンバーを披露。
ギターサウンドは、心地よいディストーション・・・というよりオーバードライブとディストーションの中間のような特徴的なサウンド。ドンシャリとは正反対の中音域をたっぷりきかせた骨太なサウンドで、80年代サウンドにも近いディストーションだ。足元にはいくつものペダルをセットし、普段のライブと変わらないセットアップのようだ。

現在メインで使用しているフェルナンデスのRAVELL GUITARを自ら紹介し、そのお気に入りぶりはハンパない!!
このメインギターの黒いRAVELL GUITARはフェルナンデスのプロトタイプ(試作品)だったらしいが、男らしい骨太なサウンドや持った時の体へのフィット感、弾きやすさなど、どれも犬神情次2号のハートを掴み、以降ライブもレコーディングも愛用してるというのだ!!(TONEツマミをダイレクトスイッチに変更し、1VOL1SWに改造)

ギターの練習についてもジョークを交えながら楽しくそして真剣に語ってくれたので、お決まりのセリフ集をどうぞ!!

●家での練習はやっぱりアンプをつかって、ちゃんと音を出して練習すること!!生音の練習も大事かもしれないけど、バンドやるときはアンプを使うんだし。生音では聞こえないノイズ防止の練習もしなきゃね!!
●アンプ選びも大事。特に家で使うアンプは、小さい音でもしっかり歪むアンプがいいよ。
●上達の秘訣は・・・・・・好きなギタリストのマネをすることじゃないかなぁ。特に右手のピッキングフォームはギターを弾くうえでは左手のフィンガリングより大事だと思うんだよね。だから、いろんなギタリストのピッキングフォームを研究してマネるといいよ。・・・僕もそうしてきたし(笑)
●音楽って芸術だけど、楽器をやるということに関してはスポーツと同じだと思うんだ!!
●練習とは、自信もってライブができるようにするためのものなんだ。だから、いきなり大技に行くのではなく、まずは基礎をしっかりとね!!基礎ができれば応用もできる!!


犬神ジン登場!!

第二部の犬神ジン編では、二人で仮歌バージョンの楽曲を披露。
犬神ジンならではのグルーヴィなベースワークとコンボタイプのアンプとは思えないほどの重低音はまさに犬神サウンドの要だと思わずにはいられなかった!!

犬神ジンも現在メインで使用しているのはフェルナンデスのGRADUAL BASS。彼もかなりのお気に入りぶり。

メインで使用する赤と白のGRADUAL BASSは仕様を変更しているようだ。
まず白のモデルはEMGピックアップを搭載し、赤のモデルはバルトリーニピックアップを搭載しサウンドの違いも説明。
なんでもEMG搭載の白はバルトリーニ搭載モデルより音域せまい分、ピッキングニュアンスなどを忠実に再現しオールマイティに弾けるとのこと。反対に赤のバルトリーニ搭載モデルはパワフルかつ音域も広く重低音サウンドに最適なもでるになっているとのことだ。

犬神ジンもベースに対する熱い思いを真剣に語ってくれたので、紹介しよう!!

●僕は難しいフレーズを考えるよりも、弾き方にとってサウンドがそう変わるのかを追求することのほうが重要だと思うんだ。たとえば同じルート弾きのフレーズでも、8ビートにするのか16ビートにするのか、スタッカートに弾くのか、アクセントの付け方、指で弾くのかピックで弾くのか、そういうことだよ。
●犬神情次2号と同じで僕もやっぱりアンプでしっかり音を出して練習することをすすめるよ。ベースの生音はつまらないしね(笑)
●ベースは個人練習も大事だけど、一人でやってても面白くないからバンドを組もう!!ベースはドラムと同じようにリズム隊だからね。
●リズムも大事。リズムをとるということは、体が動くわけだから、踊りながらリズムを感じることでグルーヴィになるよ。せせこましくひいてたらダメだよ。

記念撮影!!犬神情次2号さん&犬神ジンさん 楽しいクリニックをありがとう!!

PHOTO SNAP

 

犬神サーカス団メンバー

 

日時

2009/6/20(土)

開場 12:30 Start 13:00~


↑クリックで拡大します。

開催場所

お茶の水クリスチャンセンター
地下1F アイリーンホール

講師

犬神情次2号 (ギター)

犬神ジン (ベース)

協力

フェルナンデス

 

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